講座・講演会
平成30年度 風土記を読む(第3期)
今から1300年前の奈良時代、朝廷は諸国に命じて国情報告書の提出を命じました。
そのひとつが「風土記」と呼ばれることになったのです。60カ国ほどの中から僅か5カ国の風土記が、ひとまとまりの形で現在まで残った神話伝承の古代を知るきわめて貴重な古典です。まずは関東唯一の常陸国風土記を堪能してください。行方郡から間もなく鹿嶋郡を読み進めていきます。
鹿嶋大神のために神郡が設けられ、神栖市には童子女の松原があり、語らい合う若い男女が共に松に化してしまう物語と成る。次いで転じて那賀郡へ。ここには有名なダイダラボーの里があります。北は久慈郡。長幡部神社・静神社の創始と展開。
常陸の最北多珂郡は陸奥路の入口、そこを風土記はどう表現するか?その筆力を読み取りたいと思います。
今期は第1期から継続し、記紀、風土記研究の第一人者である中村先生と常陸国風土記を読んでいきます。
講 師:中村啓信氏(國學院大學名誉教授)
開催日:5/9・6/13・7/11・9/19・10/10・11/14・12/12・1/17・2/13・3/13(毎水曜日)
時 間:13:30~15:00
会 場:院友会館 3階大会議室
受講料:16,200円(税込) ※前回受講者・メンバーズカード提示者:14,580円(税込)