院友の広場
- H28.05.26
平成28年院友大会、終了。
新緑鮮やかな平成28年5月21日(土)、東京は品川の、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」を会場に、院友大会が開催された。
大会に先立ち、恒例の一般公開講演会では、今年は國學院大學名誉教授で、新潟県立歴史博物館名誉館長の小林達雄先生に『基層文化としての縄文』というテーマでお話しをいただいた。一般の方も含めて500名近い方が拝聴し、縄文から現在・未来を俯瞰することができた講演会であった。
終了後、飛天の会場内でブースを移動して、院友大会を開催。司会進行は講演会に引続いて山内トモコ(TOKYO-FMパーソナリティ、124期博前史)さんが担当した。
佐藤美穂副会長の開会の挨拶に続き、吹奏楽部の前奏に続いて国歌を斉唱した。吉田会長の挨拶の前に、熊本地震で大きな被害に会われたみなさまの一日も早い日常の平安と復興を祈って、一同で黙祷を行った。
吉田会長が、「明年、平成29年度は本会発足130周年の年。これを機に、母校で、大学でみなさんと会いたい、院友が大学へ集うようにしたい」と述べ、秋に開催のホームカミングデーとともに行いたいと挨拶を述べた。
赤井学長から祝辞をいただいた後、院友会長賞の表彰が行われた。院友の部では、環境民俗学の分野を拓かれ、文化功労者に選ばれた野本寛一(67文/近畿大学名誉教授)氏と、リオデジャネイロ五輪・クレー射撃女子スキート日本代表の石原奈央子(106神専攻)氏に。学生の部は、大学の強化部会で平成27年度に結果を残したソフトテニス部、卓球部、スキー部に夫々吉田会長から贈呈された。(石原氏は海外遠征中で、代理の方に)
また、昨年度に勇退された支部長への感謝状(盾)の贈呈が引続きおこなわれ、代表して北海道道央支部・小早川恒徳前支部長、大阪府支部・若月直前支部長が会長から手渡された。お二人の母校への思い、支部や仲間への思いが語られると、大きな拍手がおくられた。
このお二人を除いた平成27年度支部長勇退者ご芳名は次のとおりです。神奈川県支部・吉田茂穗様、福井県支部・宮川脩様、岐阜県支部・水野一様、岡山県支部・田渕克昌様、山口県支部・水野直房様、徳島県支部・梅枝紘一様、香川県支部・松本豊胤様、佐賀県支部・中村直紀様。
坂口吉一母校理事長の発声で一同祝杯を挙げ、歓談となった。
今年の飲み比べは、東日本を中心に。29種類、33本が勢揃いした。滅多に手に入らぬ逸品も。
宴半ばでは、全學應援圑・体育連合会吹奏楽部・ドリル競技部シールズによる応援パフォーマンスが披露された。神宮球場や箱根駅伝などで行われるものを、スペシャルステージとして構成したもの。参加者もさながら神宮球場にいるかのように熱が入った。
恒例の「学術・スポーツ振興資金」目録贈呈がおこなわれ、今井副会長が登壇し、好成績を挙げた、ソフトテニス部、卓球部、スキー部の代表者へ、また、陸上競技部、硬式野球部、柔道部へ、しっかりと目録が手渡された。柔道部は、先にブラジル・サルバドールで開催された「インターナショナルカップ」において、団体で優勝し金メダルを獲得した日本代表7階級中、66kg級・島田隆志郎(1年・人開)君、90kg級・二見省吾(2年・経)君がその金メダルを提げて登場(写真下、ステージ上右が島田君。隣が二見君)。日本優勝の立役者に大きな激励と拍手が起こった。(レギュラー7人中、2階級で出ているのは國學院のみ)
ステージ上に残った6団体の学生たち、また、一日も早い復興を願って熊本県支部と大分県支部の代表者も登壇し、全學應援圑団長の力強いエールと院友の気持ちがこもった大きな拍手が、会場内にこだました。
6団体の常勝と、熊本地震の一日も早い復興とみなさまの安寧を祈って、エール。(ステージ左から4人目・熊本県支部事務局の山本氏、同3人目・大分県支部事務局の神田氏)
全學應援圑第19代団長・全學應援圑OB会長・千葉県支部長の山本富彦(76法)氏と、全學應援圑田北裕也(4年・経)団長によるリードと吹奏楽部の演奏により、参加者全員が大きな声で校歌を斉唱した。
針本正行副会長の閉会の辞と一本締めで、今年の院友大会は幕を閉じた。