院友の広場
- R01.11.26
佐々木洋子氏(84文)が第68回読売教育賞・優秀賞を受賞
学校や地域での優れた教育実践を顕彰する「第68回読売教育賞」国語教育部門に院友の佐々木洋子氏(84文)が優秀賞を受章しました。
受章した応募タイトルは、「読解力向上のための実践的学習法」です。
以下、ご本人からは、
「巷には、読書が役に立つ、もしくは評論文を読めば読解力が向上するなどという声が聞こえるが、日本語の文章が既に読めなくなっているのだから本末転倒である。「文章が読める」ようになるためには、生徒自身が主体的に語彙の世界の正確な理解のもとに「客観的な読み」を実践すべき。子どもを取りまく環境の激変の中で、ただ座って教師の解説を聞いて、試験が終われば忘れていくような”学習”では、学力の向上も絵に描いた餅になってしまう。
生徒には「学び方」を学び、教師には「学ばせ方」を学んでほしいとの思いで応募したものです。
毎年、様々な大学から国語の教育実習生が教壇に立ちますが、皆、自分が受けた”解説型”の授業を何の疑問も持たずに実施しています。
生徒も教師も意識改革をして欲しいと思った次第です。」と語られております。
心よりお祝い申し上げ、今後益々のご活躍をお祈りいたします。
※院友の叙勲や褒章、受賞の情報等、院友会までお寄せください。